トレンドマイクロ社で9月26日に開催された AMNの第1回ブロガーミーティング
『ウイルスバスター・ブロガーミーティング』に行ってきました
「webからの脅威」を中心としたインターネット上の脅威について
最新事情や取り組み、そして10月に発売になる「ウイルスバスター2008」
の機能などをご紹介いただきました
もちろん、製品の啓発活動やマーケティングの可能性についての
ディスカッション そして質問タイムも設けられていたわけですが･･･
構成はこんな感じ
1. 「Webからの脅威」についてのレクチャー
2. 「リージョナルトレンドラボ」見学
3. ワークショップ＆質疑応答
なんといっても今回の目玉は、某ビルの33階にある日本国内専門のウイルス
解析＆サポートの中枢『リージョナルトレンドラボ』の見学！
こちらは、5月22日の稼動時のマスコミ公開や法人を除いて 一般人での
立ち入りは今回が初めてとの話
（ラボは窓越しの見学で、その入り口の多目的スペースまででしたが）
ミーティングは、最初にコンシューマー・マーケティング部の長島さんから
現在私達が直面しているインターネット上の脅威について説明して
頂きました（図解で非常にわかりやすかった）
ザクっとまとめると･･･
近年、インターネットを取り巻く危険性（脅威）は変貌してきていて
・『不特定多数』への攻撃から地域や対象を絞った『小規模標的型』に
・インターネットを使っているだけで被害にあう可能性がある状況
・攻撃目的もより犯罪性の高いものになっている
といったように変貌してきているとのこと
これをトレンドマイクロでは「webからの脅威」と呼んでいます
「webからの脅威」の具体例については、トレンドマイクロが提供している
「トレンドくんといっしょにLet's！セキュリティ」というコンテンツが
子供をはじめ初心者にも非常にわかりやすいので、良かったら訪れてみて
ください！
＜新社会人セキュリティマナー講座＞は社会人一年生の方にオススメっす
トレンドくんといっしょにLet's！セキュリティ
「Webからの脅威」に対抗するには
ウイルス対策だけでは十分とは言えない！
ということで･･･
10月26日に発売される『ウィルスバスター2008』は
安心の3段階プロテクションで「Webからの脅威」に対抗！！！
なんだそうです
これは、デモ版を頂いてきたので その使用感は別スレで（笑）
3段階プロテクションとは
1. パターンファイルマッチング
2. 不正変更の監視機能
3. Webレピュテーション技術 のこと
1と2については 既にアンチウィルスソフトではお馴染みですよね
（不正変更の監視機能については 更に進化しているらしい）
3の「Webレピュテーション技術」は Google、Yahoo!、MSN Searchでの
検索結果ページに表示されたサイトの安全性をカラー表示するというもの
マカフィーの「McAfee SiteAdvisor」と似た感じですな
ただ、色分けが サイト名に被さるので判りやすいのが良いなぁ･･･
＜簡単な操作性と今までにない軽快な使い心地＞を一足先にデモ版で
体感してみようと思います（＾＾；
（アンチウィルスソフトは重いのが定説なだけに期待！）
「webからの脅威」でも上げられている地域を絞った攻撃に素早く対応するために
トレンドマイクロは、日本地域に特化した日本専門のウイルス解析＆サポート
センター「リージョナルトレンドラボ」を2007年5月に設置し、日本国内のセキュリ
ティサービスを支えています （1枚目の写真）
それが今回見学させてもらった 国内セキュリティの砦というわけ
※写真は平原氏 怪しい人物ではありません LABは入出管理が厳重！
「リージョナルトレンドラボ(日本）」の役割は 以下のとおり
・日本地域での能動的な不正プログラムの収集
・日本専門のバンテージパターンの作成
・日本個別のソリューション提供
実際にどのような作業を行っているかを ラボの平原氏から
キーロガーや解析ツール（リバースエンジニアリング関連）の実演
も交えながら簡単にではありますが説明して頂きました（笑）
1.ハニーポットを利用したマルウェアサンプルの収集
収集する対象によって、メール用、Web用、パケット用、ボット用
P2P用などのシステムを用意し、サンプルを収集
※ハニーポット：マルウエアなどが侵入しやすいように設定した
“おとり”のシステムのこと
2.マルウェアの収集状況をリアルタイムで集計し、実際にネットワーク
上で発生している攻撃状況を監視
（26日は大漁で1050ファイルが違法性と判断された＜通常は500程度）
3.収集したマルウェアのサンプルをウイルス解析チームに渡し解析
ウイルスを検出するためのパターンファイルの作成
↑この部分が個人的には非常に楽しい作業なのではと（＾＾；
4.パターンファイルの配布（これは別部署になるのかな？）
リージョナルトレンドラボのメンバーは約20名
この日も多くのスタッフが インターネットの安全性を高めるために
遅くまで残って作業されていました （作業のお邪魔して失礼）
ワークショップでは、どちらかというと質疑応答中心になってしまった
感がありましたが、様々な意見が･･･
マーケティング戦略の提案も多々出たのですが、ちょいと割愛（笑）
Q.トレンドラボがフィリピンにある理由は？
※↑トレンドマイクロのセキュリティサービスを支える総本山
A.インフラが整っていることはもちろんですが
英語が共通言語として使用されるフィリピンの語学力、ソフトウェア開発
に精通した技術力、ホスピタリティに長けた気質が トレンドラボを
フィリピンに置いた理由だそうです
Q.Webレピュテーションで危険サイトの判断基準は？ など
A.ドメインについてのIP履歴やコンテンツ内のリンクの危険度、スパム
メールのURL、顧客からのフィードバックなど 多方面からの情報を
ベースにして、自動および目視で 危険度をそれぞれポイント付けし
最終的に評価しているとのこと（Googleみたいだ）
個人的に聞きたかった携帯についての対応予定は･･･
早期対応の予定ってことでした（笑）
ただワークショップの時間が物足りなかったのが 少々残念でした
参加者の職種や所属が幅広いのも要因とは思いますが、いくつかお題を
頂いて討議できれば 効率的だったかもしれません（＾＾；
話題がとびがちだったように感じました
とはいえ、中身の濃いミーティングでした
今後も可能なら定期的に開催していただけると嬉しいっす
ウイルスバスター2008 トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/products/personal/vb2008/
リージョナルトレンドラボ 会社情報 トレンドマイクロ
http://jp.trendmicro.com/jp/about/company/trendlabs/rtl/
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