「キセノン・プラズマ放電管」を東北大とJSTが開発 xenon plasma discharge lamp

東北大学と科学技術振興機構(JST)が
新型高輝度紫外光源「キセノンプラズマ放電管」の開発に成功したっす

「キセノンプラズマ放電管」を光電子分光装置に組み込めば 従来より安価
かつコンパクトに電子の状態が分析できるようになり、ナノ物質はじめDNA等の
生体関連物質などの分析が一歩も二歩も加速すること間違いなしっ!

 
なに興奮してるんだって話なんすけど
なんつっても、従来の大型放射光施設やレーザといった高額設備でなくても
物質解析ができるってのがいいよね
(ま、こやつも個人で買える値段ではないのだが)

この装置で各分野で分析が加速して、あんなことやこんなことが実現されたら・・・
とちと脳みそが暴走しとります(苦笑)
 
「キセノン・プラズマ放電管」を東北大とJSTが開発 xenon plasma discharge lamp
 
「キセノンプラズマ放電管」は、早い話が『キセノン(Xe)』を分析したい物質の
電子に反応させることで放出した高輝度紫外線を解析し、物質内部(バルク)
の電子状態を解明するもの

従来用いられていたヘリウムなどに比べ、キセノンプラズマ発光のエネルギー
幅は非常に狭いため、超高分解能な観測が可能になるそうな

プラズマの特性(外部から電磁場に強く反応する)とキセノン独自の発光レンジ
の狭さをうまく取り入れたわけやね
キセノンプラズマは いろいろと話題とはいえ、安定発光を実現したのが凄い!

一枚目の写真のように、キセノンを発光部に用い、マイクロ波をベースとした電子
サイクロトロン共鳴を起こすことで、物質のバルクの状態を直接観測できる低エネ
ルギー高輝度紫外線を発光させることで、従来型の放電管では表面数原子層
までの電子しか観測できなかったのに対し、「キセノンプラズマ放電管」では5倍
以上深いところまで電子を観測を実現できるらしい

高温超伝導体や巨大磁気抵抗物質など、新機能強相関物質(表面とバルクの
電子状態の違う物質)の解析が進むことにも期待!

この装置の登場で、予算の少ない研究所がすっげぇ発見することになるかも?

#キセノンってヘッドランプ(HID)や原子炉制御以外にも すっげぇ使い道があったのね
あ、海外では「ゼノン」って呼ぶほうが普通だっけか
 
 
新型高輝度紫外光源「キセノンプラズマ放電管」の開発に成功:JST
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20071226/index.html
研究成果は、平成20年1月16日頃発行の米国科学雑誌「Review of Scientific Instruments」に掲載されます(電子版では既に公開中)

東北大学 -Tohoku University-
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/

Review of Scientific Instruments
http://rsi.aip.org/

電子版「キセノンプラズマ放電管 (PDF 146kB)」の記事は有料閲覧っす








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