国際シンポジウム「iPS細胞研究が切り拓く未来」で続々新発表

国際シンポジウム「iPS細胞研究が切り拓く未来」で続々新発表

国立京都国際会館にて 5月11日・12日 2日間に渡って開催された
国際シンポジウム「iPS細胞研究が切り拓く未来」で またまた
すんごい発表は続いております

 
iPS細胞作製に代替化合物:米スクリプス研究所のシェン・ディン准教授

11日には米スクリプス研究所のシェン・ディン准教授が、化合物ライ
ブラリのスクリーニングから、iPS細胞に分化させる4つの遺伝子の代
替化合物候補についての発表を行いやした

現在は山中研が発表している「Oct3/4」「Sox2」「Klf4」の3遺伝子
から「Sox2」を代替化合物に置き換えて、iPS細胞の作製に成功したと
発表

既に12月に米ハーバード大などの米チームらも重要遺伝子は2つだと
発表していたけど この2つは「OCT4」「SOX2」だったんだよね
なので 『遺伝子2つ』とはいっても全然ちゃいますのでご注意

補完する代替化合物についての情報が知りたいところ(英語か(^^;)

いやはや 遺伝子を使わない安全性の高いiPS細胞誕生も近い?
 
 
翌12日には 京都大再生医科学研究所長の中辻憲夫教授(発生生物学)が
「iPS細胞は『50パターン』あれば日本人の9割に適合可能」という
脅威の研究結果を発表!  日本チームも頑張ってますねぇ

これは白血球の型(HLA)に着目して試算したもの
9割をカバーか・・・ 試算通りだとすると日本人への移植治療について
かなり希望がもてるかも

ま、問題は50パターンの作製なんすけどね
 
 
iPS細胞研究、ますます過熱しておりますが 特許問題がなぁ・・・
結局金持ちしか利用できない夢の医療技術ってことにならんとええが

国際シンポジウム「iPS細胞研究が切り拓く未来」
http://www.ips2008.jst.go.jp/program.html
 
 
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