地球深部探査船『ちきゅう』、2,000m超えのライザー掘削開始!

地球深部探査船『ちきゅう』が、1年4カ月ぶりに南海トラフ沿いの熊野灘でライザー掘削開始しやした!!!

近い将来、東南海地震の再来が予測されている南海トラフ沿いの熊野灘での掘削調査、いわゆる「南海トラフ地震発生帯掘削計画」の平成21年度第1次研究航海であります

 
注目すべきは、欧米の科学掘削船では見られない「ライザー掘削」による調査だという点(「ちきゅう」はライザー掘削能力を有する初の科学掘削船)

地球深部探査船『ちきゅう』、2,000m超えのライザー掘削開始!

これは、「ちきゅう」と海底の掘削孔を連結したパイプ(ライザーパイプ)の中をドリルパイプが通る二重管構造での掘削方法で、二重管構造のため泥水を船上と海底掘削孔の間を循環させることが可能で、この泥水が孔壁を保護、地層圧力とバランスを取りながら掘削孔の崩れを防ぎながら掘削作業を安定して進めることが可能なわけっす

ライザー掘削だからこそ、今回のような南海トラフ沿いの熊野灘という地震発生帯でも掘削調査が可能なんす

地球深部探査船『ちきゅう』、2,000m超えのライザー掘削開始!

この海洋掘削史上初の挑戦が、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明へ繋がることに期待!(プレート境界や付加体の地質構造情報も含めてね)
掘削調査が無事目標を達することを祈っておりまする

Scientists drill earthquake zone: BBC(UK)

CHIKYU HAKKEN|CDEX - IODP日本実施機関 -
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/jp/index.html








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