発売前のキヤノン（Canon）の フルHDカム「iVIS HF21」について、モノフェローズセミナーに参加することができましたので、キヤノンのビデオカメラ開発に対する想いを聞くとともに、新しいiVISに触れることができました
ハイビジョンの時代だからこそキヤノン！
キヤノンは、1956年の「8mmシネカメラ」以降、日本のメーカーの中で、最も長い間ムービーカメラに取り組んでいるメーカーだってご存知でしたか？
ブランド名の「iVIS」は『i（瞳（eye）・愛）』＋『Vision（映像）』から成る造語
画質に徹底的にこだわる「光学」メーカーなのであります
そんなキヤノンを象徴するのが･･･
デジタル時代に高画質を実現する三要素「レンズ」「cmos」「映像エンジン」を自社開発しているという点
「iVIS HF21」の映像エンジンは、iVIS HF20と同じく『DIGIC DVⅢ』を搭載！
測光時に撮影領域全体の輝度と色の情報を参照して、より自然な色再現が可能っす
ビデオは画質、レンズだけは譲れない！！
いえ、もちろんカメラも画質だとは思うのですが･･･
ビデオだって重要なのは画質っすよね ハイおっしゃる通りです
この、筐体サイズを占めるレンズユニットのデカさを見よ！！！
6割くらいあるんじゃないか？？？ これでバッテリーとインターフェース部分を組み込んだら、基板はどこにあるんだよって感じですよね
メイン基板はMINTIAサイズ（＾＾；
コンパクトだけど、押さえるとこは押さえてます
コンパクトサイズながらダブルメモリーなのも嬉しい！
こんなにコンパクトです
デュアルショットボタンに設定していれば、動画と写真の撮影切り替えは、カメラが自動的に切り替えてくれます！
撮りたい瞬間を逃さないっちゅうことっすな
銀塩用位相センサから生まれた「ハイスピードAF」
今回の体験会で「をぉぉぉ」と感嘆したのが、「ビデオスナップ」「手ぶれ補正」、そしてこの「ハイスピードAF」！
銀塩用位相センサを転用した外部センサによって距離を検知することで、コントラスト検知でフォーカスするTVAFの弱点（ピント合わせに時間がかかる）を補うという方法をあみ出したのであります！
「ハイスピードAF」への道は、この「FV M1」に銀塩カメラ用の位相センサを取り付けた無骨ともいえる試作の一台からスタート！
この発想はやはりキヤノンだからこそっすな
しかしながら、当時既に銀塩カメラは製造を中止していたため、銀塩用位相センサが入手困難だったので苦労したとか
撮影したい対象までの距離を測ることで、その距離までのTVAF作業を省略
TVAFは、計測した距離から先のコントラスト検知に絞ることで、激速『0.5秒』という「ハイスピードAF」を実現しております
いわゆるオートフォーカスシステムの『ハイブリッド化』！
その威力をビデオで見て！
Canon iVIS HF21 Full HD Camcorders Review
「フェイスキャッチテクノロジー」で瞬時に顔検出
ひとつ前の動画の撮影風景でも、ちょっとだけ顔認識の様子を入れていますが、デジタルカメラの「フェイスキャッチテクノロジー」を応用した「フェイスキャッチテクノロジー」を新搭載！
動いたり横や下を向いた人物も正確に顔を検出できるようになりました
顔優先AEを使えば、逆光のシーンや室内などの暗い場所でも顔認証部分をしっかり補正してくれるので、大切な一瞬の表情も逃しませんよぉぉ
酔わない画面！「手ぶれ補正」がパワーアップ
「手ぶれ補正」もパワーアップしとります
ジャイロとベクトル補正の「光学式手ぶれ補正」で酔わない画面が実現！
歩きながら、階段を下りながらの撮影でも、これまでとは格段に「手ぶれ補正」が酔いにくい画面に仕上げてくれヤス（ダイナミックモード利用時）
実際にスタンダードモードとダイナミックモードで撮影をしてみましたので、動画でその違いを確認してみてくだされ
Canon iVIS HF21 Full HD Camcorders Review
編集不要の工夫、新機能「ビデオスナップ」
運動会とかお誕生日会など、ビデオを撮影したはいいけれど、再生するとダラダラと似た画面が続いて、結局見直すことがないというような経験はありませんか？
ビデオの編集って、ハードル高いんですよね･･･
「iVIS HF21」では、撮った後も動画楽しめるようにと「ビデオスナップ（VIDEO SNAP）」という機能が追加されました
これは、ワンショット4秒の動画が撮影できる機能
細切れに思うだろうけど、この4秒ってのがどうして、どうして、なかなか考えられた秒数なのだ
再生したい映像を複数選び、カメラに内蔵されたBGMを選んで再生すると･･･ 絶妙なバランスで切り替わるので、まるでPVのようなショートムービーをパソコン不要で作れちゃうんです！
以下は体験会でビデオスナップからショートムービーを作成したもの（本体で再生したものをテレビに表示しています）
Canon iVIS HF21 Full HD Camcorders Review
とにかく盛りだくさんな内容で、書きたいことが満載なんだけど･･･
結局のところ言いたいのは、「iVIS HF21」は、記録ではなく『記憶』を残すカメラだってこと
デュアルショットも手ぶれ補正もハイスピードAFも、全てはそのためなのだ！
秋の運動会や文化際、スポーツシーンの撮影などなど、いろんな場所に「おもいで」を記憶させるために一緒に連れ出してもらいたい一台っす
（夜景モードもあるから花火にもいいか）
本体の写真はコチラ～
Canon iVIS HF21 Full HD Camcorders on Flickr
来週には実際に「iVIS HF21」を10日間ほどモニターできる予定ですので、またいろいろと試してみたいと思っております
キヤノン（株）DCP第2開発センターの清水部長、大川原室長、そして関係者の皆様、貴重な体験をさせていただきありがとうございました
セミナー会場には、歴代のビデオカメラの姿も･･･
ビデオ体験会場！ まんま撮影スタジオだぁぁぁ
キヤノン「iVIS HF21」SPECIAL SITE
http://cweb.canon.jp/ivis/hf21-sp/index.html
キヤノン「VIDEO SNAP」SPECIAL SITE
http://cweb.canon.jp/ivis/videosnap/index.html
関連ページ：
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見せてもらおうか、15倍光学ズームの威力とやらを！：「iVIS HF21」モニター日記-1
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