マイケル・ムーア監督最新作「キャピタリズム~マネーは踊る~(原題:Capitalism:A Love Story)」特別試写会&トークイベントに行ってきた

マイケル・ムーア監督最新作「キャピタリズム~マネーは踊る~(原題:Capitalism:A Love Story)」特別試写会&トークイベントに行ってきた

マイケル・ムーア監督最新作「キャピタリズム~マネーは踊る~(原題:Capitalism:A Love Story)」特別試写会&トークイベントに参加してきたぞぃ

『100年に一度の世界同時不況!?』とも言われる リーマンショック以降に世界中を巻き込んだこの大不況に 失われたおカネを取り戻すために、あの男<マイケル・ムーア>が帰ってきたっす

 
2年ぶりとなるマイケル・ムーアの作品のテーマは、ずばり「おカネ」!

STORY ------------------
住宅市場の大暴落と企業や銀行の倒産により、自宅と職を失う人々が大量発生する一方、金融危機の原因を作った投資銀行や保険会社は公的資金(税金)で救われ、役員はその後も1億円以上のボーナスを手にする不可思議な世界
そんな「おかしな世界のカラクリ」をムーアが切る!

今回も現場の視点を生かした作品になっておりヤス
『突撃』あるのみ!と誤解されそうだけど、膨大な資料や映像データを誰にでもわかるように映像を組み立てる力はさすが!

マイケル・ムーア監督最新作「キャピタリズム~マネーは踊る~(原題:Capitalism:A Love Story)」特別試写会&トークイベントに行ってきた

サブプライム・ローンの焦げ付きから強制執行を受け、立ち退かされる家族のリアルな映像を内側から撮影(映画第1作『ロジャー&ミー』を髣髴とさせるっすな)したり、因縁の深いGMへも再び突撃しております

ムーアが子供のころは、自動車工場の組立工でも、家が買え、病院は保険で無料、子どもを大学に入れることが可能だった時代だった
それが今では、民間の高い保険に加入できず病気になっても病院に行けず、サブプライムローンで家を失い、子どもを高校へも行かせられない現実

資本主義の名のもとに、富める者は更に富み、貧乏人は搾取されつづける社会
ニューディール政策を始めたルーズベルト大統領最後の演説が実現化される時代がくるんすかねぇ

ラストに流れるのは Woody Guthrieの曲「Jesus Christ」
 ♪イエスは金持ちに言った
    「貧しい者たちに施しなさい」
  だから奴らはイエスを葬り去った

うーん、シニカル。。。  今回の映画にぴったしな締めくくり曲だ

Jesus Christ - Woody Guthrie

余談だけど、映画が始まってスクリーンに[字幕監修:森永卓郎] の文字が現れたときの会場の笑いは何だったんだろう(とかいいつつ自分も笑ったんだけどさ(^^;;)
 

マイケル・ムーア監督最新作「キャピタリズム~マネーは踊る~(原題:Capitalism:A Love Story)」特別試写会&トークイベントに行ってきた

試写後、初来日中のマイケル・ムーア監督を迎えて、日本労働組合総連合会会長の古賀氏や若手政治家(?)枝野幸男氏参加の対談も開催されたっす

動画撮影可とは思わなかったので 機材の関係でちょっと荒いのですが、そのときの映像を貼っておきます

まずは冒頭のあいさつ


作品制作意図

実はこの日の対談のサブタイトルは「ある愛の詩、私たち、これ以上は踊らない」というもの
実はこのサブタイトル、試写会を主催した連合が付けたもの
実は映画の邦題とオリジナルのタイトルがパッと見かけ離れているのは、日本人がピンとくるサブタイトルを映画の内容から苦心してつけたものらしい

 邦題: キャピタリズム ~マネーは踊る~
 原題: Capitalism:A Love Story

どちらも味のあるサブタイトルですよね…
 原題の「A Love Story」には、
  資本主義者には愛のかけらもない(非人情な搾取!)
  資本主義者はお金を愛している それがたとえ人の金でも
 というような 裏の意味がこめられております(監督が言ってたww)

日本人には、やっぱ邦題のサブタイトルのほうがイメージしやすくない?
お金に踊らされる人たちってことね
ほんと、邦題付ける人ってセンスが必要だよね…

そんなサブタイトルの違いから、監督へ連合の考えたサブタイトルはどうでしょうか?という質問について、ムーア監督が回答したものが以下のビデオです

タイトルについて

CAPITALISM: A LOVE STORY - TRAILER

『キャピタリズム マネーは踊る CAPITALISMA LOVE STORY』
12月5日先行ロードショー 1月19日全国ロードショー

 
そうそう、今夜のNHK「クローズアップ現代」では
『反骨の映画監督 マイケル・ムーア』を放送予定
監督へのロングインタビューから、権力や社会の矛盾を鋭く告発してきたその制作哲学など、表現者としてのこだわりに迫ると共に、最新作に込めた資本主義と民主主義への思いを聞く内容っす
よかったらぜひ!

クローズアップ現代 NHK
http://www.nhk.or.jp/gendai/

『キャピタリズム マネーは踊る』公式サイト
http://capitalism.jp/








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