写真やイラストが3Dになっちゃう! そんなディスプレィが発売されていることを知ってました???
パイオニア「3Dフローティングビジョン FV-01」がそうなんです
モノフェローズの体験イベントで、その性能を堪能してきやした
なんとメガネ不要の3Dシステム! 「目指すはレイア姫」ダス
実現したいのは「対話できるメガネ不要の3Dシステム」
パイオニアの開発陣が実現したいと考えたのは・・・
「インタラクティブ性を備え持つメガネ不要の3Dシステム」
インタラクティブ性ってのを別の言い方をすると コミュニケーションできるような・・・
所有者と対話的な動きを楽しめる みたいな感じ?
それはパイオニアの企業理念「より多くの人と、感動を」にも通じるもの
単に『3D』装置を提供するだけでなく、提供した装置を媒体として
使い方を限定することなく、お客様それぞれの自由な発想を引き出す
ことで、新たな感動を生み出す手助けをしたいっちゅうことですな
目をつけたのは「LOOPMASTER」
中で回転しているCDソフトが見えるシースルーデザインで話題になった
ポータブルCDプレーヤー「LOOPMASTER」
Pioneer LOOPMASTER
この浮き上がる光の輪に着目したというわけ
この不思議な輪を浮かび上がらせていたのは、一枚のレンズ板だった
のであります
虫メガネで出来る実験
モノフェローズ体験会では、凸レンズにより結像した実像を観察する
実験も行われました
この実験、ほんとに簡単に行えるので、学校でも理科の時間とかにやって
欲しいくらい(凸レンズのつくる像の実験ってろうそくばっかなんだもん)
自宅でも試せちゃうので休日に試してみてちょ♪
必要なのは 虫眼鏡とクリップ台 これだけっす
こんな風に浮かび上がります
実験はこんな風に楽しみました(モデルはWADA-blogのわださん)
自分もD5000で撮影してみた!動画はコレね
glasses-free small 3-D display basic structure test.
『マクロレンズアレイ』の開発
パイオニアでは、この「凸レンズを用いた結像方式」を研究
いかにコンパクトにするかを追求していった結果、ハードの構成として
『マイクロレンズアレイ』を用いて空間に実像を結像させること
に成功したのでありヤス
文字にすると簡単そうに思えますが・・・実はこのコンパクト化!ってのが
実はすんげぇ大変なことだったんすわ
視差による3D映像方式(2眼式)の場合は、物体を注視する両眼の
回転運動である輻輳と像にピントを合わせる調節との間に距離的な
不一致が起こることから、どうしても長時間3D映像を見ると眼が
疲労してしまいます
そこでパイオニアは、視差ではなく実像を立体化する方法を模索し、
凸レンズに行き着いたわけですが・・・
「一つの凸レンズで空間に実像を結像させる」という基本構造原理
をそのまま実際の製品に応用しようとすると・・・
実現したい映像の大きさにもよつんだけれど、とにかくかなり大きな
凸レンズが必要となるわけなんス
でっかいレンズを使うということは、結像位置がレンズ面から遠く
なるため、当然それを観察するには、随分と離れる必要がでてきます
つまり巨大なシステムになっちゃうってわけ
巨大システムなんて欲しくないよね 欲しいのはレイア姫なんだから
その問題をクリアしたのが『マイクロレンズアレイ』なのだ!
小型化したレンズを同一平面上にたくさん配置して、多数のレンズ群
によって、平面と同じサイズの結像をつくりだすという方法
しかし、このひとつの像に結像するというのが大変だったらしいっす
複数のレンズで構成されるため、それぞれの局率や表面精度などなど
でも、そんな試練にも打ち勝ち、ついに一般にお披露目するために
作成された試作品がコレ
3DコンパニオンHARUKAちゃん
インタラクティブな動きは既に実現されてて、HARUKAちゃんに触れると
反応するんすよ! これマジ持ち帰りたかった;;;
箱庭的なマニア向け商品「3Dフローティングビジョン」誕生
まずはコレを見てくだされ!
パソコンにUSB接続した「3Dフローティングビジョン」の映像っす
(サブディスプレィとして機能します)
3D floating vision (glasses-free 3-D display technology)
2D画像(含む、動画)が、「3Dフローティングビジョン」で再生するだけで...3D画像になるのだ!
上部には、赤外線センサーが仕込まれていて、遮ることでインタラクティブな
アクションを楽しむことも可能っす
また、縦置き、横置き、どちらでもOKで、見る距離も固定されてません
あ、裸眼で楽しめるからもちろん眼が疲れにくいのも特筆すべき点!
とにかく、カワイイ!!!! まさに箱庭感覚!
対応OSは、Windows Vista/WindowsXP(SP2以降)とMacOS10.4.11 / MacOS10.5.6
※ただしWindowsは32bit版のみ(64bit版ノーサポート)
FV-01用簡易インタラクティブツールは残念ながらWindows版のみとなります
ツールでは、JPG, BMP, GIF, PNG, avi, flv, mov, mpg, mp4ファイルの
再生に対応してます
実はこれ、一ヶ月ほどお借りしておりまして これからいろいろと
ツールの使い方はじめ、楽しみ方などをご紹介したいと思っております
でも、まずはこの立体の臨場感を伝えられるような動画が撮れる
ようになれるかが問題かも!?(笑)
フローティングビジョン : パイオニア株式会社
http://pioneer.jp/fv/fv_01/