驚愕のナノ一眼「PENTAX Q」実写篇その2っす
「PENTAX Q」での撮影ももちろん楽しかったんだけど、実はQマウントには開発者の秘められた想いがあったことを知りました
開発者の想いがきけるみんぽすのイベントならではの体験
非常に楽しく濃い時間を過してまいりましたww
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これまでの「PENTAX Q」の記事
驚愕のナノ一眼「PENTAX Q」実写篇-1:デイリーユースなデジイチ登場っす!
驚愕のナノ一眼「PENTAX Q」体験イベントに行ってきた
ナノ一眼「PENTAX Q」発表!レンズ交換式で世界最小最軽量
注記:今回紹介する「PENTAX Q」で撮影した写真について
あくまでα版といっても良い状態の試作機を用いたもので、製品版とは異なる点をご理解ください
また、画像は「IrfanView 32 日本語版」で ピクセル縮小 80%,JPEG 画質 95,re-sample 処理(2-pass 圧縮)したものをリサイズして掲載しています
「auto110D」が10年の時を経て結実したのが「Q」!?
▲ 8mm F3.2 1/1000sec ISO-250 深度優先 (PENTAX Q)
8月31日に発売されるナノ一眼「PENTAX Q」ですが・・・
実は小型デジタル一眼レフカメラを作る夢は10年以上前からあったのだ
その証拠がコレ
▲ 8mm F3.2 1/160sec ISO-400 -0.7EV 絞り優先 (PENTAX Q)
上の写真がそのプロトタイプともいえる『auto110D』の試作機
その名のとおり、1979年に発売された世界最小の一眼レフカメラ「PENTAX Auto110」をベースに2000年頃に開発者が手探りで作ったプロトタイプっす
まだ画像処理部分は、大きな基板のままに外に丸出しという状態
まさかその試作機を「PENTAX Q」で撮影できるなんて感動!
2000年といえば...
600万画素の35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラの「K-1」がフォトキナで発表された年じゃん!
この「K-1」、価格が高くなりすぎるという理由で製品化を断念され幻と化したデジイチ
そんな幻のカメラにもイベントでは触れることができちゃった!
せっかくだから女王様と一緒に記念撮影してきました
今からでも製品化してもらえないかなぁ・・・ 「K-1」ww
・・・ととと
この『auto110D』製作プロジェクト 中心となっていたのが「PENTAX K-x」のイベントでも面識のあった若代氏
何度も繰り返し上へ企画したらしいっすが、なかなか日の目を見ることはできなかったらしい
それでも密かに続けていたらしいのですが・・・
2008年にはマイクロフォーサーズの規格が発表されたことや
中心となって頑張ってた若代氏も本業で現場を離れたりと
ついに実現をあきらめるところまで追い詰められたらしいっす
超小型一眼カメラを作る夢は絶たれたかと思われましたが・・・しかし!
携帯に写真撮影機能が追加され、ブログの普及でカメラ人口が増えたことや、カラフルな「PENTAX K-x」で女子カメラブームが起きたことなどもあり市場が変化したこと
そして、イメージセンサの技術革新と画像処理エンジンの発展が後押しもあり・・・
事業部長から『超小型一眼カメラの検討』のGOサインが!!!
そして目指したのは、一眼レフカメラの購入のネックとなっている
重さや大きさを解消した「一眼購入検討層」が欲しくなるデジイチ!!
まさに「auto110」がデジタルになったかのようなデジイチなわけだ
実はQマウントには秘密が・・・
デジタルカメラの心臓部ともいえるイメージセンサ(撮像素子)っすが・・・
「PENTAX Q」のイメージセンサのサイズは、コンデジで多く使われているものと同じ『1/2.3インチ』
他社のミラーレス機の多くで採用されているのは4/3型のフォーサーズ
それに比べるとめちゃくちゃ小さいっすよね
しかし、PENTAXが目指す『ナノ一眼』を実現するにはフォーサーズシステムを採用していては、まだまだ大きすぎるわけです!
小型のイメージセンサでもレンズで画質は変わる!
と、マウントを新設計することを選択
あえて小さいイメージセンサの採用を決めたわけっす
とはいえ、センサーサイズについては1/2.3インチと1/1.7インチの間で、かなり議論が起こったらしいっす
...というのも、やはり大きいものを載せたかったから
でも、実際に2つを比べてみたところ・・・
1/1.7インチよりも1/2.3インチのディメンション照射が良かったのだ
というのも、恐らく1/2.3インチのイメージセンサの流通量が多かったことから、画像処理エンジンの最適化がなされていたかららしい
しかし今後、例えば1/1.7インチのイメージセンサの性能が充分発揮できる画像処理エンジンが登場した場合、搭載するイメージセンサを変更した場合でも対応できるように・・・
Qマウントレンズには1/2.3インチにピッタシ合わせるのではなく、バッファを持たせイメージサークルを大きくしてある
とのこと!
新しいマウントかぁ 程度に思っていたけど
高画質に対して貪欲に、そして長く使われるべく設計しているのだ
Qマウントには、開発の熱い想いが込められてるんすね
だからレンズ名に焦点距離を使わずに ナンバー表記にしているわけ
また、参加者から広角レンズた超望遠レンズも出して欲しいという要望のほか
Qで使えるKマウントアダプターについて出す予定はないかと質問がでたけど
これについても、考えてないわけじゃないというお応えをいただきやしたよ!
こっちも楽しみ!!! 期待してまっせ>ペンタックス様
イベントでは、スケルトンモデルも見せてもらったっす
マグネシウムボディじゃない点はちょっと残念だけど
実際動くんだよね これ持って帰りたかったww
実際に撮影した感想は「使える!」でした
▲ 8.5mm F4.5 1/1250sec ISO-250 +0.7EV (Q + PENTAX-01 STANDARD PRIME)
その1の一枚目に使った写真だけど、これも「Q」で撮影したものなのだ
モデルを務めてくれたのはさささん
▲ 8.5mm F1.9 1/60sec ISO-250 BCモード (Q + PENTAX-01 STANDARD PRIME)
こちらは新搭載の【BC(ボケコントロール)】モードで設定を『強』にして撮影したもの
ご覧のように手のひらの境から良い感じでボケがかかってます
本当はこのモードこそモデルさんで使ってみるべきだったんだけど、撮影に夢中になって忘れていたのだww
ボケ具合を詳しく見たいという方はon Flickr(3200x2400)でご確認くだされ
この【BC(ボケコントロール)】モード 結構楽しめそうなんですよね
もっと試せばよかった(それは買ってから楽しめってかww)
▲ 15mm F4.5 1/100sec ISO-800 深度優先 (Q + PENTAX-02 STANDARD ZOOM)
室内撮影もやらせていただきやした ビー球の色が自然っす
▲ 6.3mm F7.1 1/50sec ISO-1600 絞り優先 (Q + PENTAX-04 TOY LENS WIDE)
こちらはトイレンズで寄ってみたもの
▲ 5mm F2.8 1/50sec ISO-125 (Q + PENTAX-02 STANDARD ZOOM)
デジタルフィルターの「色抽出機能」も試してみたなり
ほかにも今回から【スマートエフェクト】という機能も追加されとります
「auto110」モードでも撮影したんだけど、ピンボケしててた 失敗
▲ 14.9mm F4.5 1/80sec ISO-3200 (Q + PENTAX-02 STANDARD ZOOM)
こちらは「リバーサルフィルム」で撮影した一枚
ほんとにエフェクト機能が充実しとります
詳しく知りたいという方は下記サイトをご覧ください
「Q」に搭載されている各種エフェクトをシミュレートできます
シミュレーター | デジタル一眼カメラ:PENTAX Q
http://www.camera-pentax.jp/q/simulator.php#00000
「PENTAX Q」は撮るのが楽しくなるデジイチって感じ
気軽に持ち歩けるサイズなのも嬉しい
持ち歩いていることを意識しないで済むデジイチ! 使えるっす
貴重なイベントに参加させていただき ペンタックス様、ならびにWillViiに感謝
デジタル一眼の進化系。ナノ一眼、はじまる。PENTAX Q|PENTAX
http://www.pentax.jp/japan/products/q/
そのほかにも撮影した写真はflickrにアップしております
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