3Dは見るから撮るへ･･･
JVCのフルHD 3D撮影ビデオカメラ「Everio GS-TD1」をモニター中っす
それに先駆け、開発者の方から「GS-TD1」のすんごい性能について説明して頂きました
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JVCが考えるビデオカメラとは･･･
JVCが考えるビデオカメラとは見たままの美しさで残すことが出来るものなんだそうな
その場にいるような『臨場感』が感じられ、『決定的瞬間』を逃すことなく捉えるビデオカメラ
なるほど、これって基本といえば基本ですよね
でも実際それが本当に可能な機器って、やはり業務用（プロ用）だったりするんすわ
それを諦めることなく民生用ビデオカメラに盛り込んできたのがJVCの「Everio GS-TD1」なのだ！
イベントでは日本ビクター株式会社の神賀英明氏と鳴井清氏、そしてテクニカルジャーナリストの本田雅一氏にお話を聞かせていただきやした
「Everio GS-TD1」のどこがスゴイ？
さて、その民生用ビデオカメラ最高峰ともいえる
JVC「Everio GS-TD1」の持つ脅威の機能（特徴）は次の5つ
1. 高精細：フルハイビジョン3D
2. 立体感を描写：GTレンズ + B.S.I. CMOSセンサー
3. 3Dで大きく撮影：3D光学５倍ズーム
4. 音も3D：BIPHONIC 3Dサウンド
5. 3D映像をチェック：3.5型・裸眼3D液晶モニタ
中でもスゴイのが、「Everio GS-TD1」は左右ともにフルHDの3D動画記録方式とサイドバイサイド方式（AVCHD）の3D動画記録方式の両方に対応している点
（他社の民生用3D撮影ビデオカメラは、どちらかの記録方式のみ：2011/8現在）
そしてそれを実現したのが、2つのフルハイビジョン映像をリアルタイムで高速処理できる新世代映像エンジン『FALCONBRID』の存在なのだ
AVCHD規格にサイドバイサイドで記録する方式は、一部で開始している3D放送に利用されているものと同じで互換性は高い反面、フルHD画面1コマに左右の映像を記録するため、ハイビジョンに比べ横の解像度はハイビジョンの半分になってしまいます
その点、フルHDで左右の映像を記録できるMPEG-4 MVCフォーマットは、Blu-ray 3Dにも採用されている国際規格で、左目用のデータを基準とし、右目用データはそれに対する差分データとして記録するフレームパッキング方式っす
ちなみに、3D表示ができないパソコンなどで、MPEG-4 MVCフォーマットで記録された3D動画を再生した場合は、左目用のデータのみ再生され、2DのMP4ハイビジョン映像として見ることができヤス
実際に撮影した3D動画がコチラ～ ニコ動の踊ってみたの3人
上の動画を同梱ソフト「Everio MediaBrowser 3D」で2Dに変換したもの
モデルは･･･ニコニコ動画で活躍されている踊り子さんお三方♪
「ミンカ・リー」さん：メイド服を着ていた方
「馬琴」（まこと）さん：ショートヘアの方
「ぐり子」さん：髪の毛を結んでいた方
→「馬琴」さんと「ぐり子」さんはユニット名「NICOLE」で活動中
※Youtubeなど3D動画に対応したインターネット上の動画共有サイトでの楽しみ方は別にまとめます
左右の画像を『FALCONBRID』が同時に高速処理
前面には3Dを撮影するため、F1.2と明るい2つの「GTレンズ」が配置されています
ただ、個人的にはフィルターが付けられないのがちょっと残念
この明るい2つのレンズから入った画像を取り込むのは、2基の1/4.1型約332画素のB.S.I.(裏面照射型)CMOSセンサー
そして両方のイメージセンサーから得られた画像を 静止画・動画ともに映像処理エンジン『FALCONBRID』が3D映像に同時処理するという仕組みになっていヤス
2つの画像を2系統のLSIで処理するのではなく
『FALCONBRID』ワンチップで処理できるという部分がミソ！
『FALCONBRID』なら、それぞれのLSIの処理をシンクロさせたり、電力の
供給を2系統用意する必要もありません
もちろん2つのLSIで処理する場合は設置スペースも倍必要となり筐体の大きさにも
影響がでてきます つまりデカくなっちゃう；；
「Everio GS-TD1」が、女性でも片手で操作できるサイズを実現できた秘密のひとつが『FALCONBRID』が開発され、搭載できたからというわけなのだ
『FALCONBRID』の持つ高速処理技術は、3D映像のみならず
次世代の標準解像度ともいわれている「4K2K映像」や「高速静止画撮影」にも対応できるパワーを秘めているものなのであります
JVCでは、この『FALCONBRID』技術をはじめ、ハードウエア・ソフトウエアといった開発資産をマルチ展開し、最高の画像技術を各分野に提供していく計画とのこと
民生用以外でも生活を豊かにしてくれる技術ってわけっすな 楽しみなり
ビデオカメラだけど3D静止画だって撮れちゃうのだ
「Everio GS-TD1」は、MPO規格の3Dスチル撮影が可能っす
上の写真はイベントで撮影した3D動画を3D対応テレビで鑑賞しているところ
本当は3Dの静止画もかっちょええので見て欲しいんだけど、なにせ貼ってもその凄さが伝わらない････ なので2Dでごめんしてくだされ
この手前の花束と奥の車の立体感を伝えることができんもんだろうか･･･
ちなみに3D静止画を撮影すると、同時に2Dの静止画も記録されます
こういう気配りが嬉しいよねｗｗ
これだけ撮影できれば、「Everio GS-TD1」一台持って出れば、望遠を使うようなシーンでもない限り撮影機材としては充分じゃないっすか？
しばらくモニターさせていただけるみたいなので、いろいろと持ち歩いてみたいと思っておりまする
3Dについての主な仕様は以下の通り
| 製品名 | ビクターJVC「GS-TD1」 |
|---|---|
| 収録方式 | [1920x1080] x 2 / 16:9 [960x1080] x 2 / 16:9 |
| 映像コーデック | MPEG-4 MVC/H.264 AVCHD(MPEG-4 AVC/H.264) |
| レンズ間の距離 (ステレオベース) | 35mm |
| 有効画素数 | 207万画素 |
| F値 レンズの明るさ | F=1.2～2.28 |
| 35mm換算 | 44.8～224 mm |
| 光学ズーム | 5倍 |
| 手ぶれ補正 | 電子式手ブレ補正 |
サウンド始め、ハード部分の工夫、同梱ソフトの「Everio MediaBrowser 3D」については次でご紹介したいと思います
