カシオの「EXILIM EX-ZR200」は、デュアルCPU搭載で撮影間隔0.27秒という超っ速撮影を実現した『快速シャッター・コンデジ』
キャッチコピーは『速くて、綺麗!』ダス
その性能を探るべく「CASIO EXILIM EX-ZR200」片手に 谷根千散策してきたっす
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撮りたい時を逃さない、撮影間隔0.27秒を実現!
今回のイベントは、脅威の撮影間隔0.27秒を実現した「CASIO EXILIM EX-ZR200」について、カシオ計算機 SP戦略部の鈴木俊之氏と古川広樹氏からお話を聞いた後、プロカメラマンの小城崇史氏とともに「谷根千」で実際に撮影にトライするというスペシャルな内容っす
世界初の液晶付きデジタルカメラ「QV-10」を創り出したカシオが目指すコンデジは、いよいよ第三世代へ突入~
それが「ハイスピードエクシリム」なわけなんだけど・・・
ハイスピードテクノロジーを用いて本格的なコンデジを追求した「EX-ZR100」から、更に進化したのが「EX-ZR200」なのであります
目指したのはAmaging Gear!
デジタルならではの超高速性能
デジタルでしかできない新機能
そして生まれたのがエクシリムシリーズの中でもハイエンドモデル
「CASIO EXILIM EX-ZR200」なのだ
一番の特徴はサクサク撮れる快速シャッター!!!
どうしてそんなに速く次々と撮影ができるかというとですなぁ
「EXILIMエンジンHS」に搭載された2つのCPUが「撮影」と「画像処理」を分担して処理しているからなのだ
その上、「EXILIMエンジンHS」には動的に回路を再構成可能なリコンフィギュラブルプロセッサ(RP)まで搭載してるから、HDR系の高速処理はもちろん動画を記録しながら連写が撮れたりもできるのだ
つまり「EXILIMエンジンHS」は、デジタル撮影に特化しつくされた優秀な画像処理エンジンってわけ
もちろん進化はそれだけじゃないんす
「EX-ZR200」には光学12.5倍、さらに超解像技術を併用した25倍というプレミアムズームが搭載されとります
25倍ズームでも解像度の劣化を抑えられているというのがポイント!
35mm判換算で、約24~300mmという光学ズームだけでも驚きだけど、プレミアムズームなら約24~600mっちゅう驚愕の焦点距離を誇るコンデジなり
連写画像を合成することで解像感を保ったままで光学の2倍までズームアップできるっちゅうわけ
カシオは終始一貫して『デジタル』だからこそ可能な機能を追求!
開発の軸がブレないのが良いよね
参考までにEXILIM EX-ZR200とEX-ZR100の主な仕様を比較しておきます
機種名 | EXILIM EX-ZR200 | EXILIM EX-ZR100 |
撮像素子 | 1/2.3型高速CMOS(裏面照射型) 総画素数:1679万画素 | 1/2.3型高速CMOS(裏面照射型) 総画素数:1275万画素 |
有効画素数 | 1610万画素 | 1210万画素 |
質量 | 約205g(電池およびメモリーカードを含む)/約165g(電池およびメモリーカードを除く) | 約176g(電池およびメモリーカードを含む)/約149g(電池およびメモリーカードを除く) |
画像モニター | 3.0型TFTカラー液晶(高性能クリア液晶)、460,800ドット(960x480) | |
レンズ構成 | 非球面レンズを含む8群9枚 | |
ISO感度 | (標準出力感度、推奨露光指数):静止画:オート80/100/200/400/800/1600/3200 動画:オート | |
焦点距離 | F値:F3.0(W)~F5.9(T) 焦点距離:f=4.24~53.0mm 35mm判換算:約24~300mm | F値:F3.0(W)~F5.9(T) 焦点距離:f=5~35mm 35mm判換算:約28~196mm |
撮影可能範囲 (レンズ先端から) | オートフォーカス:約5cm~∞(W端) マクロ:約1cm~50cm(W端から5段ズーム時) スーパーマクロ:約1cm~約50cm 無限遠:∞ マニュアルフォーカス:約5cm~∞(W端) | オートフォーカス:約2cm~∞(W) マクロ:約2cm~50cm(W) 無限遠:∞ マニュアルフォーカス:約2cm~∞(W) |
その他撮影録音機能 | CMOSシフト方式の手ブレ補正機能 HDR, HDR ART(三段階効果調整) 背景ぼかし, ワイドショット(18mm/14mm) ベストショット(ハイスピードベストショットを含む) パスト連写, プレミアムオートPRO, ダイナミックフォト(内蔵キャラクターの貼り付け合成) プレミアムズーム, スライドパノラマ スチルムービー, いち押しショット | CMOSシフト方式の手ブレ補正機能 HDR, HDR ART ベストショット, ハイスピードベストショット パスト連写, プレミアムオート ダイナミックフォト(作成機能), プレミアムズーム スライドパノラマ, スチルインムービー |
サイズ | 幅×高さ×厚さ:104.8x59.1x28.6mm (突起部除く奥行き24.2mm) | 幅×高さ×厚さ:101.9x58.7x27.4mm (突起部除く奥行き24.2mm) |
ズーム | 光学ズーム12.5倍、シングル超解像ズーム併用時18.8倍、マルチ超解像ズーム併用時25倍、デジタルズーム4倍、HDズーム/デジタルズーム併用時最大199.3倍(VGAサイズ) | 光学ズーム7倍、プレミアムズーム併用時約14倍、HDズーム/デジタルズーム併用時最大111.6倍(VGAサイズ) |
発売日 | 2011/11/18 | 2011/3/2 |
「CASIO EXILIM EX-ZR200」と行く谷根千散策
▲ AUTO(22mm:35mm換算で123mm F5.5 1/160sec ISO-80)
さて、後半はイベントのお楽しみ実写タ~イム
プロカメラマン 小城 崇史氏から撮影のコツを簡単にレクチャーしてもらった後、贅沢にもご一緒に街撮りへ・・・
バッテリーもフル充電なら約480枚は撮影が可能だって話なので安心して撮りまくるぞぉと はりきって出発!
▲ AUTO(20mm:35mm換算で110mm F5.4 1/800sec ISO-80)
谷根千といえばネコ!
ナマ猫(苦笑)はもちろん、いたるところに猫グッズがあふれておりヤス
いやぁぁ、猫Loveな自分にはたまらない街でありますww
・・・となると、当然ネコ好きも集まるわけで、猫居るところに群がる人、人、人~!
そんなときもプレミアムズーム機能付きのEX-ZR200ならバッチシ!
近づけない被写体でもズームでググッと・・・・
さらに撮影間隔0.27秒を活かせば、「あっ」と思ったタイミングも逃さず撮影できるのだ
▲ AUTO(53mm:35mm換算で300mm F5.9 1/320sec ISO-80)
とかいっていながら、光学ズームまでしか使えてなかったんだけどさ;;;
12.5倍ズームもあると、それでも充分なんだよね;;
だって35mm換算で300mmだよぉ 普通充分だべ(笑)
▲ AUTO(4.24mm F3 1/125sec ISO-200)
レンズ先端から1cmまで寄れるからこそ撮りたくなるのが美味しいものww
谷中名物のメンチカツに やなか珈琲、そして根津の柳屋さんのタイヤキ・・・
谷根千散策には、小腹を満たすというより気付くと満腹になってしまうトラップがそこかしこに仕掛けられております
こんなに寄れるのだ
ひと味違う写真が撮れる「背景ぼかし」と「プレミアムオートPRO」
そして今回一番楽しみにしていた「背景ぼかし」機能も試してみやした
▲ AUTO(4.24mm F3 1/125sec ISO-320)
こちら通常撮影
これをベストショットモードの「背景ぼかし」で撮影したのが下の写真
▲ BS(4.24mm F3 1/125sec ISO-320)
通常撮影に比べて、自然な感じで上手く背景がボケ
手前の落ち葉部分が際立って味わいのある写真になってます
使えるぞ「背景ぼかし」!!
ただしこの「背景ぼかし」には落とし穴もあるのだ
被写体とぼかしたい背景との距離が ある程度ないとダメなのだ
ズーム倍率によって必要な差は異なるので、撮影してみるしかないんだけどさ
ちなみに背景ぼかしが行えなかった場合は、自動的に通常撮影として記録されます
「EX-ZR200」でぼかしの入った写真を撮るには絞り優先モードなどで撮影するという方法もありますが、残念ながら絞り値が「2段階」しか用意されていないんですわ
(ワイド端でF3とF7.9、テレ端の場合はF5.9とF15.4となる)
実際に絞り優先モード(A)でも撮影してみたのですが、思ったようなボケ味を得にくかったんですよ
絞り優先モード(A)を使いこなすには、コツがあるのかな?
約一ヶ月のモニター中にいろいろとトライしてみたいと思っています
とりあえず簡単に背景ボケを味わいたいのであれば「背景ぼかし」がお薦めってことで;;
▲ HDR-ART(4.24mm F3 1/60sec ISO-160)
ZR100でも感動した「HDRアート」でも撮影してみましたよぉ
アート効果は3段階 上の写真は一番効果が弱いレベル1で撮影してます
さてもうひとつの便利機能が「プレミアムオートPRO」
▲ プレミアムオートPRO(14mm F4.9 1/320sec ISO-80)
「プレミアムオートPRO」は、逆光や夜景の撮影シーンでも自動で高速連写合成して、これまでのコンデジとはひと味違う綺麗写真に仕上げてくれるのであります
上の写真は特に逆光で撮影したわけではないんだけど、空の色を出したかったので「プレミアムオートPRO」で撮影してみました
雲もきちんと出てるよね
通常空や逆光での人物撮影などの場合は、露出補正しないと綺麗に色が出にくいものだけど、「プレミアムオートPRO」の魔法があれば大丈夫(レフ板なんて普通用意しないもんねww)
逆光や夜景での撮影なら「プレミアムオートPRO」にしておけ!と言っても過言じゃないほど使える機能だと思いました
さてさて、まだまだワイドショットや動画撮影機能、ベストショットボタンの多彩なメニューなど紹介したい内容は山ほどあるんだけど、それについてはモニター記事にて
「CASIO EXILIM EX-ZR200」片手に、身軽な街撮りを堪能させていただいたイベントでした
ありがとうございました!
実はイベント後、既に世田谷ボロ市にも連れ出してみたんだけど、デジイチとはまた違うコンデジの良さと楽しさを感じた次第
はやくまとめないと;;;;
当日撮影した写真を貼っておきます
CASIO EXILIM EX-ZR200 test-2 (世田谷ボロ市篇)
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