Casio「PRO TREK PRW-3000」登場 大自然を感知するトリプルセンサーはついに第三世代へ
更に使えるアウトドアギアに進化した第三世代のプロトレック登場!
今回は発売されたばかりのCasio「PRO TREK PRW-3000」とともに箱根を散策してみました
直径44mmというコンパクトなプロトレック登場!
4年前に「PRO TREK PRX-2000T (MANASLU)」をモニターさせていただく機会があり、その性能と薄さに感動したのですが、今回の「PRO TREK PRW-3000」の進化にはまったく驚くばかりっす
まずは見た目にやられたっす
だって一瞬『G-SHOCK』かと思ったくらい 小型で軽量だったんすもん
上の写真の左はG-SHOCK、そして右が「PRO TREK PRW-3000」です
ほぼ直径は同じなのに文字盤は「PRO TREK PRW-3000」のほうが大きくて見やすいでしょ?
なんとボーイズサイズと呼んでも過言じゃない直径44mmというコンパクトさ、そして女性が使っても違和感のないスタイリッシュなプロトレックを創り上げてしまったのだ!!
※44mmというのは、ボタン/センサーカバーの凸部を除いたケース寸法
たとえコンパクトになれど・・・プロトレックの『ツールコンセプト』である
1. 簡単操作:1ボタンで計測できるダイレクト計測ボタン
→ グローブ装着時でも操作可能!
2. 大きな文字:大画面
は、しっかりと守られておりますのでご安心あれww
いかにして「PRO TREK PRW-3000」が誕生したのかについて、MANASLUの際にもお世話になった自らも開発に携わる過程で山男となってしまった熱血漢、カシオ計算機 時計事業部 モジュール開発部 モジュール企画室の牛山和人氏からお聞きするという贅沢なイベントとなりました |
「トリプルセンサー Ver.3」がプロトレックを更なる高みへ
カシオの経営理念は『創造 貢献』
もちろんプロトレック開発チームも常に開発の根底にあるものは『実用性の高い、価値ある商品を創る!』という目標
アナログモデル「PWX-8000T」発売後、プロトレック開発チームが次にかかげた目標は
①手首の動きを妨げない → 小型化
②高度計の性能進化 → 高度計測1m毎
③方位計の性能進化 → 方位計測60秒
というものでした
それを実現するために開発したのが 第三世代のトリプルセンサー
トリプルセンサー Ver.3 だったのであります
方位、温度、気圧/高度計測ができるという3つの小型センサー(トリプルセンサー)は、プロトレックのコアの部分
95%の小型化を実現した新開発の小型磁気センサー、そして計測精度を高めた圧力センサー
それらに加え処理能力を向上させたカシオ独自のセンサーICにより、トリプルセンサーの機能が飛躍的に進化したんす
これまで高度計測には演算処理が5秒近くかかっていたんだけど、この計測時間がなんと1秒に短縮!
さらに念願の高度1m毎の表示も可能になっております やったね!
しかし、磁気センサーを95%の小型化って・・・進化するにもほどがあるだろ~ カシオさん!
この小型化の恩恵ともいえるのが、時計本体の小型化だったのだ
どれくらい変わったかをまとめてみたのが下の表
センサー機能の向上 | 第二世代 | 第三世代 | |
高度計測 | 計測単位 | 5m | 1m |
最短計測間隔 | 5秒 | 1秒 | |
計測精度 | 高度差 × 2% | 高度差 × 0.3% | |
気圧計測 | 計測精度 | 気圧差 × 2% | 気圧差 × 0.3% |
方位計測 | 連続計測時間 | 20秒 | 60秒 |
今までのプロトレックからは考えられないほどに基板レイアウトも大幅チェンジ
(写真をクリックすると大きい画像で確認が可能です)
磁気センサーに影響があるということで周辺部に苦肉の策でレイアウトされていたアンテナが、なんとセンターの液晶裏に位置する部分にレイアウトされておりまする
(これまでは電波時計用のアンテナが強力な磁石となってしまうため磁気センサーとの干渉がネックで配置に苦労していた)
ユーザーのためにあえてUIは変えないという選択
これまでと同じく、ワンプッシュで方位、気圧/高度、温度計測が可能なダイレクトボタンが搭載されているのはもちろん、ボタンの配置もまったく同じまま
それというのも、これまでのプロトレックに慣れた利用者が戸惑わないようにとの配慮から・・・
身体が覚えた操作感を大切にするのも、アウトドアギアだからこそ
UIは敢えて変えないという勇気なのだ
ボタンには滑り止め加工がなされているほか、本体サイズはコンパクトになってもグローブ装着時でも操作しやすい大きさがしっかりと確保されています
方位の計測方法も基本的には同じですが、2層液晶モデルとは異なるため、方位の表示方法は「PRO TREK PRW-3000」では若干異なり北方位を3個の■で表示して知らせます
実際に「PRO TREK PRW-3000」を使ってみた!
今回の体験イベントでは、プロトレックを実際に手首にはめて箱根を散策するというスペシャルなプログラムが用意されていたんす
で、実際に箱根登山鉄道で小田原から強羅、ケーブルカー、ロープウェイと乗り継ぎ大涌谷へと移動した後、ハイキングコースの「姥子自然歩道」を歩いて下るというもの
下界ではドピーカンな夏日でしたが、山の上では5m先が見えないというアトラクションばりの体験をしつつもプロトレックのおかげで楽しくハイキングを行うことができました
ハイキングはもちろん、タウンユースでも使える急な気圧変化をアラームで教えてくれる機能『気圧傾向インフォメーションアラーム』については、次のモニター記事で詳しく紹介したいとおもっておりますのでしばしお待ちを
ミストシャワーのような霧雨の中、高度や方位をチェックしたりしてハイキング中w
マイナスイオンを十二分に堪能しましたw
さすがにハイキング中には動画を撮影できなかったので、ケーブルカーの車内で1m毎に変化する高度計の様子を撮影してみました
トリプルセンサー Ver.3で実現された1m毎の高度計測をまずはその目でご覧くだされ
ほかにもいろいろと伝えたい機能満載の「PRO TREK PRW-3000」
続きはモニター記事(2)で・・・
余談ですが、箱根登山鉄道の運転士さんの腕には「G-SHOCK」がはめられておりました
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